むかしのはなし。

昔は、、、
まだ18年しか生きていないのに昔なんて言うのは変ですが、
泣き虫のくっそヘタレでした。笑
親と友だちの前だと性格がまったくちがくなってしまって、
親といるときに友だちと喋ってる自分をみられるのが、たまらなく恥ずかしくて泣いていました。
とっても人見知りでもありました。
それは幼少期の話です。
中学、高校2年までの話をすると
それそれはありえないほど
心が弱弱でした。
とりあえず今思えばあれは
繊細さを超えて
キチガイでした。笑笑
というのも、わたし体が
疲れやすいんですね。
とっても。
でもヘタレの甘えん坊だからよわよわなんだとおもってて、
なんで皆と同じことができないんだ。弱い。最悪だ。ってなって、
まぁそれそれは
泣いてばかりいました。笑
中学ってとくにハードじゃないですか。
運動部で塾も行ってて
みんなそれでも普通に過ごしているのに
歩くだけでもフラフラするくらい
毎日からだが疲れていて。
お腹もずっとこわしてて。
あぁ、馬鹿だなやだな。って思う自分もどこか好きで。また甘やかして泣いて笑
ひどいもんでした笑笑
でも具合が悪いことは確かで。
保健の先生に保健室来すぎ学校休みすぎ、少しは頑張れ。って言われてまた泣いてました。
勉強はとりあえずできたので、
高校はこんな自分をかえたくて、進学校にいきました。遠くて通うのに片道90分もかかるところにいきました。
今までできなかった早起きや、
遠すぎるので親もさすがに送迎できず、
憧れの電車通学…!!!
親離れできた感じがとても嬉しかったのをおぼえています。
もちろん、高校には知り合いの友だちゼロ。人見知りの私にとっては
地獄とも言える場所。
ほんとに誰一人しらない。
私の中学から来たの私が初めて。笑
そんな場所でまた具合が悪くなります。
嫌でした。すごく。
何も変わってない気がして。
みんな私のことをしらない安堵と
誰にも話せない不安。
ありえないほど落ち込んで
学校を辞めたいと思ったこともありました。
冬の夜の海に入って死のうと思ったこともありました。
弱くて情けなくて
なんにもなくて。
みかねた母親が医者に連れて行ってくれました。
わたしはここでようやく、
片方腎臓がないことがわかりました。
1000人にひとり、片方腎臓がないらしいです。珍しいことでもないのですが、
それによって疲れやすくなる人と
まったくならない人とにわかれます。
わたしは、疲れやすくなる人でした。
ひとより2時間多く寝なければならない。鉄分を多くとらないといけない。
スポーツはいくつかに限られる。などなど…
この日ほど嬉しかった日はありません。
ただの弱虫じゃなかった。
原因があった。
それだけで、
本当に気が晴れました。
それからは
やたらと
厳しくしなくなりました。
辛いなと思ったら
休むようにしました。
学校は相変わらず、いっぱい休んでしまいました。
でも中学の時よりは
休んだ日の気分が全然違いました。
でも、ノートをかりたり、
友だちには沢山迷惑をかけました。
先生にも。
3年のころにはだいぶ
能天気な性格になってきて、
変人になりました笑笑
とりあえず、我慢しないで
楽しく過ごしました。
学校が楽しいと久しぶりに思えた一年でした。

そんなこんなで、卒業して今にあたります。

昔と比べれば
だいぶ、人として強くなれた気がします。

自分が辛い思いをした分
誰かが辛い思いをしたとき、
その思いを半分はわかることができるとおもいます。

もしもこの体ではなく、
健康な体だったら、
きっと
人の本当に辛い時の気持ちは
わからないでしょう。
死にたくなるようなあの気持ちを。
やるせない気持ちを。
涙ばかり出る毎日を。
相談さえできない苦しさを。
だからといって
元気な体の人が何もわからないかと言うとそんなことはないです!
元気なのが一番!
そんな人は
心から強い人だとおもいます。

わたしは健康な体だったら、
わりと人の痛みはわからない人間になっていた気がします。苦笑
からだがどうのこうの以前に
こんな性格ですからね汗


もしも何も不自由ない体だったら。